小2・ガサツな子どもの躾を本に任せてみた話
小学2年生の息子はとってもガサツ。幼稚園の時は丁寧な方だったし、小1もどちらかと言えばキチンとしてる方だったのに、年齢を増すごとに粗雑になってきました。最近は特にひどい。そのうえ、親の言うことは聞かないお年頃。
親の言うことは聞かないけど、他人の言うことは聞く。先生とかコーチとか仲良しの上級生とか。しかし、今はコロナ禍で他人に会う機会も少ない。ならば本に言い聞かせてもらおう、と画策。
Amazon.jpを利用した時についで購入した、入学前後に身につけたい42の習慣!で人気の『おやくそくえほん』を息子に与えてみました。息子、漫画に限らず読書は好き。簡単な絵本なので、ひとりで一気読み。
この絵本、あたりまえのことが淡々と、その理由もつけて書かれています。Amazonのレビューで年中・5歳向けとあったので、息子には簡単すぎるかな?と心配したけど、頷きながら読んでいました。「思い出し」と言う面では効果あり。さっそく実践しています。
- なにか してもらったら、「ありがとう」という
- なにか してしまったら、「ごめんなさい」という
- ものを わたすときは、ていねいに
- ようじが あるなら、じぶんで いく
- ひとの はなしは さいごまで きく
- うまく いかないことが あっても、もうすこしだけ がんばってみる
出典:おやくそくえほん
ニコニコしながら、小さなことにも逐一「ありがとね」と言ってみたり。両手で物を持ち、お殿様へ差し出すように渡してみたり。漢字の書き取りに苦戦した時も「うまくいかなかったけど、もう少しだけがんばってみたよ」という息子。
親に言われても素直には聞けないけど、自分で得た知識はバンバン披露。ある意味まだまだ素直。褒めるとまた一層励む。
それでも、好ましくない行動は一朝一夕では直りませんが。できたりできなかったり。忘れていることも多分にあります。でも「あれ?絵本になんて書いてあったっけ?」と促すと、みなまで言わずとも息子が気づく。これだけでもだいぶラク。
ずっとは続かないだろうけど、しばらくは口酸っぱく注意するお母さんから脱せられそう。できる限りの効果持続に期待です。
小2・漫画にハマる!漫画はオノマトペ学習にも最適
最近の息子、読書と称して漫画を読みふけっています。とはいっても、手持ちの漫画は1冊しかないので、それを繰り返し繰り返し何度も。熟読。
愛読書はドラえもん
年末年始の一時帰国、空港の本屋で息子に好きな本を選ばせました。そのうちの一冊が、ドラえもん(総集編 2020冬号)。それはそれは喜んで、最初はパラパラと楽しんでいたけれど、分からない言葉や言い回しが多かったらしく、そのうちすっかり置き去りに。
それから半年。ふと気づくと、再びドラえもんに手を伸ばすようになっていました。以前と違って、私に説明を求めることも、分からない言葉にふて腐れることも無く、大笑いしながら読んでいます(何度も同じ場所で笑えるのがすごい!)。
漫画とはいえ一人で集中して本が読めるようになってきたし、語彙がだいぶ増えた様子にも感心、感心。
漫画は言語教育に一役
息子は「ママ聞いててね」と私を隣に座らせ、お気に入りのドラえもんの話を読み聞かせしてくれます。「ダダダ」とか「ズキズキ」とか、カタカナの効果音までしっかりと。漫画のオノマトペ(擬音語・擬態語の総称)は視覚効果もあって、分かりやすい&覚えやすい。子どもの学習にはとても良いと思います。
更に、アドリブを交えながら漫画を音読する息子 。登場人物の心の声を自分で想像して、つけ加えてくれたりもします。これが結構おもしろい。
海外輸送は費用がかさむけど、やっぱり紙
海外在住の場合、電子書籍で読むのが手軽で低コストです。ただ、コロナ禍の自宅学習でスクリーンタイムが増えていることもあり、できれば電子書籍を与えるのは控えたい。なので、わが家では紙の本を好んでいます。日本では図書館利用がメインだったので、お金もスペースも余分に必要になってしまったけど仕方なし。
さっそく、Amazon.jpで新しいドラえもんを注文しました。
親の気持ち
私も夫も漫画好き。漫画から知ったことや興味を持ったこともたくさんあるし、なにより面白い。そんな理由から、息子の漫画に対しても寛容な方だと思います。親としては学習漫画に移行させたい気持ちもあるけど、今はまだ純粋に楽しんで笑っていて欲しいかな。徐々に徐々に。
息子も(多少は)わきまえているので、のび太のママみたいに「漫画ばかり読んでないで、勉強しなさい!」なんて言わせることは無いです。今のところ。
▼息子が熟読しているドラえもん。
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