アメリカで入院①
カリフォルニアが山火事で大変な時。息子の学校が始まる大切な時。やってしまいました!
アメリカで入院。
アメリカでERへ
突然始まった腹痛に右往左往。ER(Emergency Room)へ行くまでの様子を記しました。
なんだかだるい
コトの始まりは月曜日。息子の宿題をみていた午後2時頃。なんだか体がだるい。熱を計ると37.0℃。これから上がるのかな?と少し横になることに。
「ママ、ちょっと体調悪いみたいだから、ソファーで休むね。」
と、息子に告げて、勉強を見守る。しばらくすると、吐き気がして、みぞおちのあたりがシクシク痛んできた。食当たりか⁈
勉強の後は、一緒に夕食のサラダを作る約束をしていたのに、全然動けない。
「ごめんね、ママお腹が痛くて動けない。また今度にしよう。」
と、声をかけるも、最初は
「約束してたじゃん!」
と、ぐずる息子。しかし、いつもと違う私の様子に
「ママだいじょうぶ?ぼく、ひとりでできるよ。」
と、気遣う。健気。ひとりで包丁を使って野菜を切る姿に成長を感じる。
「すごいね!上手だね!」
この頃は、まだ褒めるくらいの余裕あり。
急性胃炎かな?
サラダができあがった頃、夫が2階から降りてきた。ソファーに横たわる私に気づき、
「大丈夫?」
と声をかける。
「うん、急性胃炎かな?少し休む。」
と告げて、息子の面倒を見てもらえるよう頼む。3時半からのオンライン授業は夫に任せることに。
お腹が痛い!
30分ほどして、また下に降りてきた夫が、私の異変に気づく。その頃には、うずくまり、うめき声しか出せなくなっていた私。
「今すぐ病院に行こう!」
と、息子のオンライン授業をパソコンからiPadに切り替え、家族3人、車でUrgent Careへ向かう。
アメリカの医療のこと
アメリカでは医療の役割が明確化されています。保険制度の都合上、かかりつけ医を持つのも特徴的です。
すぐに見てもらいたい、という緊急時にはUrgent CareかER(Emergency Room)へ。
Urgent Care とは、命に関わるほどではないけれども、急な怪我や症状をその日のうちに診てもらいたいとき、予約をすることなしに診察、治療をしてもらえる施設。
ER とは「救急救命室」と訳されるように、重篤な症状や怪我、例えば多量の出血、骨折、大やけど、心筋梗塞や脳梗塞の疑い、急性中毒症状、重症な精神疾患症状など、すぐに命に関わるような状態の患者を受け入れるための施設。
抜粋: アメリカで ER(Emergency Room)へ行く、その前に | junglecity.com
まずはUrgent Careへ
まず向かったのは、時々お世話になっているUrgent Care。しかし、私のあまりの調子の悪さを見て、すぐに最寄りのERへ行くように言い渡されました。
(ERって…あのドラマの?高額医療の?大袈裟じゃない?)と一瞬怯むも、頭働かず。お腹が痛くて動けない。冷や汗ダラダラ。車まで15mほどの距離も車椅子で運んでもらう始末。
ERに到着
車で約8分、紹介してもらった病院へ到着。Emergencyと大きく表示された前に車を横付けし、夫が係の人を呼んでくる。車椅子で入口へ向かい、そこでいくつか質問を受けた。
意識が朦朧とする中、英語での質問に戸惑い、夫に聞いてくれ…と思うも、姿が見当たらず。
質問内容は、氏名・生年月日・住所・電話番号・加入保険・緊急連絡先・症状・近親者にコロナ感染が無いかどうか、と記憶(うっすら)。のちERへ運ばれた。
後で知ったことだけど、新型コロナのせいで、付き添いは院内へ入ることもできないそう。まあ、子連れで院内にいるのも怖いので、よかったかも。
英語カタコトの私が、ひとりきりでアメリカの病院に対応できるのか、この時は不安と恐怖でいっぱい。(あと、お腹の激痛と猛烈な吐き気も。)
つづく。
海外生活 病気の時は不安増し。
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