お母さん、夏休みが終わるのが憂鬱
日本では「夏休み、早く終わってー(涙)」って思うお母さんが多いんだろうな、と想像。アメリカでもたぶんそう。去年までは。
というのも、今年は「夏休みが終わっちゃうー(鬱)」という母親の声を耳にすることが多いんです。
母親たちの憂鬱
息子の小学校が来週から始まります。夏休みが終わるとどうなるのか...?
コロナ禍、カリフォルニアはディスタンスラーニングを採用した学校が多いので、夏休みが終わっても、引き続き子どもたちは家にいます。(というか、3月からずっといます。夫も。)
多少の勉強はさせつつも、夏休み中は時間に縛られることも少なく、親子でのんびりと過ごすことができたのに、 学校が始まるとそうはいかない。否応なしに時間に追われる生活が戻ってきます。
朝起きて支度をさせ、Zoomをつなぎ、開始前に子どもを座らせる。授業を受けているか横目で確認しつつ、課題があればサポート。英語ができなければ、きっとそれのフォローも。ランチタイムの時間内に食事をとらせ、午後の開始時間にはまた席に戻らせる。
加えて、夕方からは日本語補修校も。
考えただけでも頭が痛い。イライラするのが目に見える。だってきっとスムーズには進まないから。小2の子どもが時間管理をするのはまだ難しい。
英語での課題もイングリッシュラーナーの母親にとっては苦痛。親が英語ネイティブでないことは、ディスタンスラーニング下、子どもの学習遅れの対象なんだそう。(ごめんよ)
現地校・補習校問わず、私の周りでは母親が子どもの面倒を見ている家庭が多く、学校再開に憂鬱になっている多くも母親です。
ディスタンスラーニングは低学年ほど機能しない
アメリカの5月頃は「ディスタンスラーニングは失敗」みたいな内容のニュースが散見されました。低年齢になるほど親の負担が大きくなり、ディスタンスラーニングが役に立たないとも言われています。
- 1年生以下は知育学習が必要な時期。見て聞いて触って、遊びながら学習。
- 2,3年生は自主学習への移行時期。見守りや励ましが必要。
- 4,5年生は自主学習。できる子とそうでない子が二極化する傾向。
オンラインでの学習が機能し始めるのは小学校高学年あたりから。中学生・高校生で苦労している話はあまり聞きません。逆に幼稚園児はパソコンの前に座らせておくのも難しい、と学校の先生が嘆いていました。
まとめ
- 小学校再開にお母さんたちが鬱ぎみ
- 夏休みが明けると、時間に追われる生活が戻ってくる
- 英語漬けの生活は疲れる
- ディスタンスラーニングは低年齢になるほど機能しない
学校からは「前回と違う方式のディスタンスラーニング」と案内がきていますが、担任の先生に確認したところ、全部がLiveになるわけでもなさそう。みんな手探り。詳しい情報もないし、始まってみないことには不安がいっぱい。
お母さんの仕事ってホント多様。このままでは、学習サポート、給食のおばちゃん、体育の先生、タイムキーパー、メンターと、ひとりで何役もこなさなくちゃならない。
マルチタスクが苦手な私には不向きだと痛感。自分でコントロールできないことで忙殺されるのは正直辛い。母親への期待はもう勘弁。
もっと気楽に行ければいいんだけど、前回のディスタンスラーニングがトラウマなので、少しナーバスになっています。