famille

試行錯誤、子育てのこと in CA

小学校を辞める、という選択の先に思うこと

f:id:millemercis:20200726002156j:plain

 

8月からの新学期開始に向け、少しずつ学校からの情報が出始めました。

息子の通う学区では、前回の緊急 遠隔学習プランとは異なり、従来の学校スケジュール通りにオンラインで一日を過ごす方式で進める予定だと案内がきています。

そんな中、ママ友の発言に衝撃を受けた出来事。

 

小学校を辞める、というママ友

クラスのお母さんたちと連絡を取り合う中、ひとりの方から驚きの発言がありました。「学校を辞めるかもしれない。ホームスクーリングも考えている。」

その理由を「子どもたちを一日中コンピューターの前に座らせていたくない」「子どもをもっと自然学習やエクササイズに連れ出したいけど、案内された遠隔学習下では難しそうに思える」と言います。

 

全米で急増するホームスクーリング

アメリカでは子どもを学校に行かせず、代わりに家庭で教育を施すホームスクーリング(Homeschooling)という制度があります。地域環境への不安や教育の質への不満などに加え、ボランティアやスポーツなど特定の活動が自由に行えることなどのメリットもあり、選択する家庭は年々増加傾向。2020-2021年はコロナの影響も相まって、どこの州でも問い合わせが急増しているそうです。

 

自分の意識の低さにショックを受ける

学校再開が見送られて以来、ホームスクーリングの情報を集め、ウェビナーを受け、子どもの教育について熱心に考えていた友人。対して、また遠隔授業かー困るなー、早く学校再開しないかなーと(愚痴まじりに)悶々と日々を送っていた私。なんだか自分の意識の低さにショックを受けてしまいました。母国じゃないし…英語は苦手だし…なんて言い訳が頭をよぎるのにもガッカリ。

うちの息子もホームスクーリングにする!とかそういう話じゃ無くて、親としての意識というか、心構えみたいなものが足りなかったのかなと。とにかく、頭をガツーンと叩かれた感じです。

コロナを収める気がないアメリカ人にも、長くなった隔離生活にも正直 嫌気がさしてきていたけど、「コロナ疲れ」なんて言っている場合ではないのでしょうね。その間も子どもは育ち、時間は刻々と進んでいるのだと痛感。毎日をやり過ごすばかりではなく、先をみて前へ進むよう、気持ちを改めねば。不甲斐ない母親でごめんよ...

 

なーんて落ち込む私の横で、息子は水を入れた風船を放り投げ、無邪気にはしゃいでいるのだけれど。