夏休み明けも遠隔学習に決定しました
アメリカの学校は8月から新年度が始まります。
進級し通学するのを心待ちにしていた息子ですが、新年度も引き続きディスタンスラーニング(遠隔学習)でスタートすることが決まりました。
カリフォルニアのロールバック
夏休みに入ったばかりの頃は、少しずつ規制緩和が進んでいたこともあり、週の半分はオンライン学習・残り半分は対面学習のハイブリッド式との情報が出ていました。しかし、カリフォルニア州の新型コロナの現状は思わしくなく、様々なビジネスが再規制となっています。それを踏まえ、学生とスタッフの安全確保のため、息子の学区も慎重なスタートを決めました。
他のカウンティや学区の対応は?
ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコなどの都市圏はすでに遠隔学習での再開を決めています。近隣の学区はまだ対応が割れている印象ですが、遠隔学習でスタートし、ハイブリッド式に切り替えを予定しているところが一番多いようです。パロアルト、サンノゼ・アラムロック地区は、一部の学生の通学が案内されています。また、ハイブリッド指導かオンライン指導か各家庭で選択できるとしている学区もあります。
保護者アンケートの結果は?
学校再開にあたり、各学区で保護者に向けてアンケートを実施しています。息子の通う学区では、ハイブリッド指導が1位、遠隔学習が2位との保護者希望でした。どの学区も安全が確保できれば通学させたいとの要望が多いです。
- 保護者は教育者ではない。
- 小学生は自発的ではない。
(この抜粋コメントにはとても共感しました。そうそう!)
州知事からの学校閉鎖オーダー
とはいえ、本日 州知事から「監視リスト内のカウンティにある学校は、そのカウンティが14日間連続して監視リストから外れるまでは、対面指導をすることはできない」とのオーダーが出されました。
現在、サンタクララカウンティは監視リスト内。感染拡大中、終息の見通しがまったく立たないので、学校に行くことができるのはいつになることやら。
心配なのは心の成長
学校閉鎖になって4ヵ月。正直、学習知識は家でも身に着けることができると感じています。でも、心の成長は家庭だけでは難しい。特に幼児・低学年の子どもたちは外に出て、他者との関わり合いを学び始める大切な時期です。そんな時期に友達とも遊べず、触れ合えず、勉強以外のことを学ぶ機会をたくさん失っている。長引けば長引くほど、これからの成長に何か影響があるのではないかと不安になります。
子どもが子どもらしく過ごせる日々は貴重。あたりまえの日常を恋しく思います。